こんにちは。ライフコーチの光根智子(ミツネトモコ)です。
今日は、私も大好きな、アメリカで【AmericanNinjyaWarrior:アメリカンニンジャウォーリアー】として大人気のアメリカ版「日本のサスケ」から、そこに登場する人々を通して、【目標達成の極意】に迫ってみたいと思います。
目標達成とは
- 目的としていたものを入手すること、目指していた物事を実現すること、あるいは実現したことなどを意味する表現。
(出典:https://www.weblio.jp)
そもそも、みなさん、「日本のサスケ」ご存知ですか?
私も以前、良く見ていました。
↓例えば、ミスターSASUKEと呼ばれるこんな人や
↓船乗りだったこんな人(長野 誠さん)が登場して
(共に出典:http://www.sasukecentral.net/)
↓いろいろな障害を乗り越えていく番組です。(こんなカンジ!)
(出典:http://music-book.jp)
この番組、日米ともに、バラエティ豊かなたくさんの人が登場します。登場者それぞれのバックグラウンドも紹介されるので一般人なのに、みんなに知られているという・・・いや、逆を言えば、そのバックグラウンドがあるからこそ、その人の背景が見えるというか、応援に熱が入るというか。
一つの人生を背負った挑戦なんですよね!
ここでの「目標達成」はズバリ!全クリ!障害物を全部乗り越え、全クリアする事!です!
では、アメリカ版サスケ/ニンジャウォーリアー(NinjyaWarrior)見て行きましょう!
目次
1. ニンジャウォーリアー(NinjyaWarrior)って?
日本の「サスケ (正式名称 : 究極のサバイバルアタックSASUKE ) 」のアメリカ版。
ニンジャウォーリアー(NinjyaWarrior)。直訳すると、【忍者戦士】。「忍者の(ように)身軽で、そして強い。」みたいな?
日本の「サスケ」が、当時大人気だった「筋肉番付」のスペシャル番組として、1997年秋に初めて放送され、2002年に独立番組となり、なんと今では名前逆輸入の「サスケ ニンジャウオーリアー(SASUKE NINJA WARRIOR)」に変更されているとのこと。(By Wiki)
アメリカでは、日本の最初の放送(1997年秋)から、12年後の2009年にアメリカ版の放送が開始され、破竹の勢いで毎年、参加者が増加している模様です。
ニンジャウォーリアー(NinjyaWarrior)は、各大きなステイツで予選的なものが行われて、最終的に、あの夢のラスベガスでの本戦に進む事が出来ます。そして、その最終地にTBS緑山スタジオを模した「マウント・ミドリヤマ」(緑山山w)が設置されているんですねー!これをクリアすると夢の賞金 $1million (日本円約1億1千2百万円 ※ 201807現在)がもらえるわけです!ひゃー!
一方、日本の「サスケ」では賞金200万との噂です。なんとも桁違い。さすがアメリカ!スポンサーの違いでしょうか?
ちなみに、私が住んでいるウェストバージニアでは予選は開催されず、近くではペンシルベニアのみという悲しい状況・・・
(まぁ近くと言ってもこんなカンジなんですよね・・・泣)
どうして、ニンジャウォーリアー(NinjyaWarrior)はこんなに人を惹きつけるのでしょうか?
2. なぜニンジャウォーリアー(NinjyaWarrior)は人気なの?
2-1. 挑戦者が本当にバラエティ豊か
いろんな「ニンジャ」がいますが、年齢は10代の若い子から、「グランパニンジャ」と呼ばれ孫がいる50代まで。念のために調べたら、なんと70代ニンジャがいました!
「うそやん!」
70代なんて、一般的には「朝の散歩」もしくは「ゲートボール」ってイメージ・・・私の親世代なので、その年齢でニンジャ挑戦なんて・・・わが目を疑いました・・・
2-1-1. 彼の名前は Richard Talavera (リチャード・タラベラ)さん。
映像の中で彼は、以下↓のように言っています。
2か月前に、一緒に働く友達から、ニンジャがカンザスでまた開催されるって聞いて「ワオ!マジで?自分はそこに出るよ!」って言ったんだ。1年前から「やりたい」と思って、ニンジャを見ていて「自分も出来る!」と思ったんだ。
そして、選ばれてから6週間、トレーナーのジョンと出来る事は何でもやった。自分自身体操コーチとして、50年間トレーニングし続けて、し続けて。トレーニングを辞めた事は1度もないんだよ。みんなに、「ヘイ、俺はシニアだ。みんなも出来るんだ。何でも出来るんだ。」ってことを見せたいんだよ。柔軟さ、バランス、有酸素運動、PIYO、エアロビクス、ウェイトなど、体重管理、いろいろ取り組んだよ。そして、とくに体操にグリップの強さは重要だからね。
(意訳)
(出典:https://www.kansascity.com/entertainment/tv/article159559384.html)
どうですか?
出来るかどうかは分からない。ただ、「出来る!」と思ったからやる!
これってまさに人生と同じ?そう思いませんか?
残念ながら、見ずに落ちてしまいましたが、彼のTシャツが物語っているように、「NEVER STOP NINJA(決してニンジャを辞めない)。」そして既に樹立した年齢の記録だけでなく、自分自身の記録を作って見せる、また戻ってくると言っています。
スゴイ!
人生の限界ってなんだ?って考えさせられます。
そして、私的には、コレ!近頃では、女性が多いのも見どころの一つです。
2-1-2. 彼女の名前は Jessie Graff (ジェシー・グラフ)さん。
最初に「ニンジャ」コースを全クリアした女性で、子供達、とりわけガールズから大人気のジェシー、皆さんもご存知かもしれません。当時、Facebookでみんながジェシーの写真をシェアしていました。
←ジェシー・グラフ(Jessie Graff)
(出典:https://www.news.com.au)
彼女はプロのスタントウーマン。とにかく鍛え上げられた筋肉が美しく、かつ、身体もしなやか。そして笑顔がかわいい、輝いている!
目標達成(「ニンジャ」コースを全クリア)+輝いている=最強!の図式完成!
このように、この「ニンジャ」の挑戦者はとにかく輝いている!
「もっと見てみたい!」「みんなの輝く姿をもっとみたい!」これが大きな要因の一つだと感じます。
その彼女のキャッチフレーズを紹介します。
Be your own hero.
自分自身のヒーローになろう! (意訳)
(出典:https://www.pastemagazine.com/articles/2017/06/bodies-in-balance-jessie-graff.html)
なろう、なろう!ヒーローになろう!(単純!)
2-2. その人のバックグラウンドを通して、一緒にストーリーを共有
登場するときに、必ず、年齢、出身地、職業など、その人のバックグラウンドが紹介されます。そして、どうして「ニンジャ」を目指すようになったのか?も。
「あ、年近い!」
「あ、この近くから出たんだ!」
「あ、学校の先生?」
「ロッククライマーだ!」
年齢、出身地、職業など、何かちょっとでも自分に近いものを感じると、そこに自分を投影してしまう。そして一体になる。
失敗すれば、「ああ、こうすればいいのに!」とか、成功すれば、「やったー!」とか、「この人が出来るなら自分も出来るのでは?」と思ってしまう。
挑戦者と自分を重ねて、自分もそのストーリーに参加して、やり遂げた疑似体験をしているからなんじゃないでしょうか?
疑似体験の後は、実際にジムに通い始める人も多いようです。
2-3. ファン心理
この「ニンジャ」にはなぜかみんなをファンにするものがある。それは、その人のバックグラウンドだったり、「コースの複雑さ」だったり。
ただ単に、運動神経がいいだけでは絶対にクリアできません。それなりのトレーニング、努力をしないとクリアできない事を、小さな子供から、大人まで理解しているのです。
だからこそ全クリアした人に対しては、いや、全クリアしてなくても、挑戦する姿勢を尊敬するし、また期待してしまう。
そこには、ネガティブな思いや、ネガティブなコメント。そんなものは存在しません。あるのは、「応援する姿」のみ!
出てくる人全てに拍手をしてしまい、大声をあげて応援してしまう。それがこの「ニンジャウォーリアー(NinjyaWarrior)」なのです。
それでは、つぎに、「ニンジャ」を通してどんな「目標」があるかを見てみましょう!
3.「ニンジャ」挑戦者にみる「目標達成」のゴール
3-1. 応援「ニンジャ」から本当の「ニンジャ」へ
彼女の名前は Enedina Stanger (エナディナ・スタンジャー)さん。
(出典:https://libertasutah.org/interview/wheelchair-bound-utah-mother-in-chronic-pain-convicted-for-using-medical-cannabis/)
彼女は2015年には関節の痛みを伴う病と闘いながら、車いすに乗って、夫マイケルを支え応援する側でした。その時、夫マイケルは全クリア!そして、なんと2018年。あの、車いすに乗っていた歩くのさえ困難だったあの彼女が「ニンジャ」に挑戦したのです。
「え?ウソでしょ?車いすに乗っていたのに?」
「歩けなかったのに?」
「トレーニングしてたなんて!」
映像の中で彼女は、以下↓のように言っています。
私はいつも窓から子供達をみていて、何か映画をみているようだった。どうしても、あの瞬間の中に入っていきたいと思う自分がいたの。
そして、2016年からトレーニングを始めたのよ。私をインスパイアしたのは、また女性ニンジャ達だった。「彼女たちのような美しい筋肉があればもっと体のコントロールが出来る!」ってね。トレーニングはもちろん痛い。とっても痛い。でも、やる価値はあると思ったの!
そして、私が最初の障害物を超えた時、私を見る子供たちの目はとても輝いていたの! (意訳)
彼女の娘たちは言います。
大きくなったら、ママみたいになりたい。だって、私のママは決してあきらめないから! (意訳)
残念ながら、最初のコースで水の中に落ちてしまいましたが、会場中、いや、世界中のテレビの前の人々もみんな、彼女を応援していたと思います。私もその一人でした。
2015年には車いすに乗っていたんですよ?!それが今では立派なニンジャです!
そして、ガンから生還した女性や、自閉症と診断された10代の男性、たくさんの病気と闘う人も出演して、大きな声援を受けています。
そして、彼女からのメッセージを紹介します。
「Doesn’t matter what you are going through, you can push you positive and you can live your dreams.」
「何をやりとげるかは問題じゃない、自分自身をポジティブに。そしたら夢を生きられる。」 (意訳)
(出典:https://www.nbc.com/american-ninja-warrior/video/enedina-stanger-at-the-minneapolis-city-qualifiers/3757425)
3-2. 自分の限界をも超えた、グランパニンジャ
私が最初に見た時はそのグランパニンジャは55歳でした。最後のコースまでは行くんだけど、最後の「そりたつ壁」に阻まれて2度涙をのんだのを覚えています。
「もうだめかー・・・50代になると、腕力があってもそりたつ壁が障害になるんだな・・・悲」
「あれは超えられない壁なのー???」
彼の名前はJon Stewart(ジョン・ステュワート) (56歳)。26年のロッククライミングキャリアがある、7人の孫がいるグランパニンジャ。
(出典:http://sasukepedia.wikia.com/wiki/Jon_Stewart)
そして2018年、ダラスの地区予選で、
「あ、また挑戦してる!」ってなったのです。
そして、私がビックリしていると、彼は順調にクリア。そして、最後のそりたつ壁までやって来てー、そしてなんと!一発でクリアしたのです!!!
「なんてことでしょう!」(ビフォーアフター風・・・)
この時、最年少全制覇を成し遂げたのは、なんと19歳!年齢差37歳!レジェンドです!
その彼から、若い挑戦者へのメッセージを紹介します。
It would be that you have got to have a strong desire to vary things. Don’t just lift weights; do some CrossFit training, pullups, ropes, running, jumping on things.
強い欲望を抱くこと。そして、ウエイトトレーニングだけをしない事。懸垂、ロープ、ラン、ジャンプなど、クロスフィットトレーニングをする事。(意訳)
(出典:https://www.mensjournal.com/sports/qa-oldest-competitor-american-ninja-warrior/)
3-3. 参加する「ニンジャ」から、育てる「ニンジャ」へ
「全クリア」目的で参加していたニンジャ。それから、回数を重ね、ニンジャジムのオーナーになっている人が数多くなってきています。もちろん、ニンジャ用のトレーニングジムはそもそも存在していません。日本でもそうですが、皆さん最初は自作なんですよね。だから、ジムがあると、本人も始め、ニンジャにあこがれる、ネクストニンジャも助かるわけですね!
まずは、日本でも有名な、↓このひと(Drew Drechsel)ドリュー・ドレッシェルさん。みなさんもご存知かもしれません。アメリカでも、日本でも何度も全クリアしたニンジャです。
(出典:http://www.ramblingrican.com)
現在、現役ニンジャとして、ニンジャに参加しながら、ジムでは、大人の男子、女子、そして「王者」にあこがれる、小さな男の子、女の子のニンジャ予備軍の指導をしています。
トレーニングするなら、「ニンジャ全クリした王者」が作ったジムに行ってみたいですよね?今ではたくさんのニンジャ達がジムをオープンさせて全アメリカで盛り上がっているようです。
「ニンジャとしての挑戦」→王者にあこがれて、次世代ニンジャ、そして子供達が集まる。→その次世代ニンジャがまたニンジャに挑戦する。
見事なエネルギーの循環が起きています!
彼からの言葉を紹介します。
I play. I challenge myself. I will find something fun to do wherever I’m at. The average workout is between 45 minutes to an hour.~ You go out with the mentality of just go out and have fun and play.~You get to learn new things, challenge yourself, and, come on, who doesn’t want to just play?
No one likes working out. There’s like 2% of people who actually enjoy working out.”
僕自身は遊びながら、自分自身に挑戦してる。自分はどこにいても何か楽しい事を探しているよ。実際の練習時間は平均しても45分くらい。出かけたら楽しんで、遊ぶんだよ。何か新しい事を学んだり、自分にチャレンジしたり。遊ぶのキライな人っている?
誰もただのトレーニングはしたがらない。実際、たったの2パーセントの人だけだよ。トレーニングを楽しんでいるのは! (意訳)
(出典:https://www.americanninjawarriornation.com/2016/6/8/11880242/drew-drechsel-divulges-his-ninja-warrior-course-strategy)
4. 人生の(NinjyaWarrior)になるには?
挑戦あるのみ!
何かに、挑戦すればもう、あなたの人生のニンジャです!
ニンジャウォリアーじゃなくても、何でもいいんです。何かに挑戦することで、今の自分の高みを目指せます。
ちょっと周りを見渡して、「出来る!」と思った事をやってみるのもいいかもしれません!
さぁ、みなさんもどうでしょうか?
5. まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【目標達成の極意】とは?
①(70代)リチャードさんのように「自分も出来る!」と思う事!
②(女性初の快挙)ジェシーのように「自分自身のヒーローになる」と決める事!
③(車いすに乗っていた)ナタディナのように「ポジティブに。そうすれば夢を生きられる!」
④(グランパニンジャ)ジョンのように「強い欲望を抱く」事。
⑤(日本でも有名かも?)ドリューのように「遊びながら、自分自身に挑戦する」事。
いかがでしょうか?
そして、最後にあの日本のサスケレジェンド、ミスターサスケの山田勝己さんのインタビューを貼っておきます。
「あきらめずにやる事だけ。」
あなたの目標が達成出来ることを祈っています!
それでは、また!
ありがとうございました!


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